LIVE REPORT

23.05.29

浪江女子発組合、7人体制初ライブ完遂! 青春を謳った新曲「桜流し」サプライズパフォーマンス!

<Photo by RYOHEI TSUKADA>

ももいろクローバーZの佐々木彩夏が総合プロデューサーを務める浪江女子発組合が2023年5月28日(日)に、東京都・Spotify O-EASTにてワンマンライブ『浪江女子発組合 出張公演 またキミと、』を2部制で開催した。

『浪江女子発組合』は、福島県双葉郡浪江町を中心に【浪江発の風に乗せて、あなたに届きますように】をキャッチフレーズに掲げ活動をしているスターダストプラネット所属のグループ。2019年11月24日に浪江町で開催の「復興なみえ町十日市祭」にて誕生し、ももいろクローバーZの佐々木彩夏、AMEFURASSHIの愛来、市川優月、小島はな、鈴木萌花、元B.O.L.Tの内藤るな、2021年7月より加入した播磨かなの計7名のメンバー構成。
今回は新7人体制になってから行われた初ライブとなった。本レポートでは、第2部の模様をお届けする。

開演時刻になり「Overture 〜浪江発の風にのって〜」が鳴り響くと、客席からは待っていましたと言わんばかりのコールが沸き起こった。浪江町の伝統品“大堀相馬焼”をテーマに白とグレーのタイダイ柄衣装を身に纏ったメンバーが順番にステージに登場。一人一人が登場するに伴って、会場のボルテージも一気に上昇。

1曲目からこの日サプライズ発表となった新曲「桜流し」を披露。本楽曲は、限りある時間の中で全力で青春を駆け抜ける全ての人たちへの応援歌。青春の終わりを描いた切なさと未来への前向きな感情が入り混じる青春ポップナンバーとなっている。1曲目から感情を爆発させたパフォーマンスを届けると、時計の針の音とともに「ミライイロの花」へ。間奏では「一緒に踊ってください!」の掛け声で組合員(浪江女子発組合のファンの呼称)が振り付けを真似るシーンも見られ、ファンとのコミュニケーションを楽しんだ。

最初のMCでは自己紹介と1曲目で披露した「桜流し」が5月31日(水)0:00[5月30日(火)24:00]に配信がスタートすることが発表され、ジャケット写真も公開された。ジャケット写真は線香花火の火花が桜の花びらになっており、線香花火の持ち手は佐々木彩夏の手を実際に使用。青春の儚くも美しい一瞬と未来への光を表現したデザインとなっている。約1年3ヶ月ぶりの新曲配信に組合員の歓喜する声も聞こえた。
次歌唱する「ロマンスはエチュード」の中に3回ある女性パートのセリフを奪い合う争奪ジャンケンが勃発し、鈴木、播磨、佐々木が勝ち取った。「まだまだ盛り上がれますかー?」という問いかけに対して、組合員も精一杯の声を投げかけ、「ロマンスのエチュード」へ。

本来は4人ユニットの楽曲「ロマンスをエチュード」を7人全員で披露。ミュージカル調なナンバーを7人息のあったダンスと歌で魅せると、ミラーボールによる演出も相まって会場をハイテンションな雰囲気にした。歌い終わると、いつもとは違うセリフパートについて触れ、組合員も満足げな表情を浮かべた。

羽織っていたジャケットを脱ぎワンピース衣装になると、次曲の疾走感あふれる「それぞれのハタ」ではメンバーがタオルを持ってパフォーマンス。会場の組合員もタオルを振り回し、メンバーと組合員の間に一体感を生み出す。続けてタイトルにちなんだ振り付けが特徴的な「あるけあるけ」をしっとりと歌唱し会場をうっとりさせると、愛来のソロ歌唱から始まる「ハレノヒの足跡」ではサビの「Lalala…」で組合員が左右に手を振り一つになっているシーンが印象的であった。

MCを挟み、浪江町で毎年4月に行われる花火大会の情景をテーマに“再会”を描いた「つながる、ウンメイ」を力強く歌い上げる。高井千帆が歌っていた曲始まりのソロパートを鈴木が歌う場面や花火が上がるラストシーンはどこか儚げな演出で会場を沸かせた。次にデビュー曲でありグループの原点となる「なみえのわ」を笑顔で披露し、会場は暖かい雰囲気のまま本編ラストを締めくくった。

組合員から声を出してのアンコールが沸き起こり、本公演の新作グッズTシャツを着用したメンバーが再登場。
アップテンポな自己紹介ソング「桜梅桃李夢物語」を元気いっぱいにパフォーマンスし、組合員のボルテージを一気に上昇させた。メンバー個々の名前がコールされ、この日最大の声量が会場内に響き渡った。最後にはライブタイトルにも使われているJA浪江の定番曲「またキミと。」を心を込めて歌い上げ、楽曲を通して組合員との再会を約束し、大団円で終焉を迎えた。

最後のMCにて佐々木彩夏からは、「1部に来てくれた方、2部に来てくれた方、両方来てくれた方、ありがとうございました!皆さん楽しんでくれましたかー?」と1日を通して会場に来てくれた人たちへの感謝を述べ、『浪江女子発組合 出張公演 またキミと、』を締めくくった。全10曲浪江女子発組合の楽曲で組まれたセットリストで挑んだ7人体制初のライブは、黄色い歓声の中フィナーレを迎えた。

5月30日(火)23:00からは2021年12月に東京都・LINE CUBE SHIBUYAで開催された『2021年JA浪江 組合総会 あいのりきっぷ』と2021年にグループに密着したドキュメンタリー映像がM-ON! LIVEにて放送されるので、チェックしよう。
昨年はグループ結成以来初のパッケージ商品となる1stアルバム「花咲む(ヨミ:はなえむ)」をリリースし、現在各配信サービスにて収録楽曲全曲が配信中。アルバムは初回限定盤と通常盤の2形態となり、初回限定盤には2021年からのグループの活動に密着したドキュメンタリー映像と「浪江女子発組合 出張公演 ~ももクロさんお先に失礼します~」LIVE DIGEST VIDEO、封入特典として「JA浪江スペシャルタウンガイドPHOTOBOOK」も入っている。

なお、アルバム含む浪江女子発組合の楽曲はApple Music、Spotify、iTunes Store、レコチョク、mora他にて配信リリースされているのでチェックしよう。
今後の追加情報は、オフィシャルHPやオフィシャルTwitterで随時更新されていくのでいずれもチェックしよう。

<Photo by RYOHEI TSUKADA>

▼浪江女子発組合『浪江女子発組合 出張公演 またキミと、』
2023年5月28日(日)東京都・Spotify 0-EAST
<セットリスト>
Overture 〜浪江発の風にのって〜
1. 桜流し ※新曲
2. ミライイロの花
3. ロマンスはエチュード
4. それぞれのハタ
5. あるけあるけ
6. ハレノヒの足跡
7. つながる、ウンメイ
8. なみえのわ
<ENCORE>
EN1.桜梅桃李夢物語
EN2.またキミと。

【セットリストプレイリスト】
https://namie.lnk.to/NME0528

浪江女子発組合 配信シングル「桜流し」

配信日:5月31日(水)0:00[5月30日(火)24:00]
作詞:只野菜摘
作曲/編曲:久下真音

M-ON! LIVE「2021年JA浪江 組合総会 あいのりきっぷ」
内容:「2021年JA浪江 組合総会 あいのりきっぷ」+2021年ドキュメンタリー映像をM-ON! LIVEにて初放送!
初回放送日時:5/30(火)23:00~26:30
リピート放送:6/20(火) 24:00〜27:30